第72回カンヌ映画祭で最高賞であるパルム・ドールを受賞、第92回アカデミー賞で作品賞をはじめ4部門を受賞し、世界中にその名を轟かせた韓国映画『パラサイト 半地下の家族』!
カンヌ映画祭とアカデミー賞での「ダブル受賞」は実に65年ぶり、アカデミー賞でアジア圏で製作された映画が作品賞を受賞するのも初めてという、まさに記録にも記憶にも残る名作として、監督を務めたポン・ジュノの名前と共に、知らない人はいない大ヒット作になりました。
今回は、2021年1月に地上波で初の放送がされたばかりの『パラサイト 半地下の家族』について、キャスト相関図とあらすじ、そして口コミ評判もご紹介いたします!

『パラサイト 半地下の家族』のキャスト相関図
まずは、『パラサイト 半地下の家族』のキャスト相関図をご紹介いたします。

本作は、タイトルにもある「半地下」で暮らす貧しいキム家と、キム家とは対照的に高台に住み恵まれた生活をしているパク家の人々が、メインの登場人物になります。
キム家は父親のギデクを筆頭に、母親のチュンスク、娘のギジョン、息子のギウも、貧しい生活から抜け出そうとあがき、そのためには犯罪スレスレの行為も辞さない逞しさとずる賢さを持っています。
パク家は、一家の主であるドンイクがIT企業の社長をしており、若く美しい妻のヨンギョ、高校2年生の娘ダヘ、小学生の息子ダソンもみな、何不自由ない、幸せそのものといった生活を満喫しています。
そして、相関図にあるギウの友人・ミニョクの紹介によって、交わるはずのなかったキム家とパク家が、関わりを持つようになります。
更に、パク家の相関図に載っている、家政婦のムングァン。
一見「脇役」かのように見えるムングァンですが、パク家が高台の家に引っ越してくる前からこの家の家政婦として働いていた、「家のことを知り尽くしている」と言える彼女が、本作の重要なカギを握ることになるのです・・・!
『パラサイト 半地下の家族』のあらすじ
部屋の窓から地面に直結するような眺めが見える、韓国の低所得層が住む「半地下」と呼ばれるアパートに、キム一家は住んでいました。
父親のギテクは何度も事業に失敗し現在は無色状態で、家族のアルバイトなどでなんとか食いつないでいました。
しかしキム一家の家族は金に恵まれないながらも、近隣のwifiをコッソリ拝借するなど、悪知恵やずる賢さの才能には長けていました。
そして、その才能を存分に発揮する機会がやって来ます。

息子のギウの友人が海外へ行くため、ギウはパク家という上流階級の娘の家庭教師を頼まれたのです。
パク家の主・ドンイクはIT企業の社長を勤めており、キム一家とは対照的な、小高い丘の上にある高級住宅街の家に住んでいました。
キム一家の娘・ギジョンが身分証を偽造し、浪人生のギウは大学生のフリをしてパク家を訪れ、高校生の娘・ダヘの家庭教師を始めます。
ドンイクの妻・ヨンギョに会ったギウは、ダヘの弟である小学生のダソンが絵を描くのが好きで、絵を教えてくれる先生を探していることを知ります。
そこでギウは「心当たりがある」と言って、ギジョンを絵の家庭教師としてパク家に紹介します。
ギジョンもまた有名美大の学生を装ってパク家を訪れ、ネットで調べた絵の知識を披露してヨンギョを驚かせ、パク家に「潜入」することに成功します。
ギジョンは更に一計を案じ、ドンイクの運転手の車の中に自分の下着を忍せ、運転手が車の中で性行為をしていたかのように見せかけます。
これに気付いたドンイクは予想通り運転手を解雇し、ギジョンは待ってましたとばかりに「いい知り合いがいる」と、父親のギテクを紹介します。
こうしてギテクもまんまとパク家に雇われることになり、キム家はパク家に寄生するかのように、徐々にパク家の中へと侵食していきます。
残るは母親のチュンスクだけで、家政婦としてパク家に入り込めないかと考えましたが、現在パク家の家政婦を勤めているムングァンは強敵だと、綿密な計画を練り始めます。

ムングァンは、パク家が住んでいる住居が出来た頃から家政婦を勤めている、いわば「この住居の陰の主」といった存在で、簡単に後釜は狙えないと思えたのでず。
しかし、ムングァンには強い桃アレルギーがあることを知り、ギジョンは密かに桃の表皮を削った粉末をムングァンに浴びせかけます。
粉末を浴びて酷くせき込んだムングァンを、ギテクが結核患者かのように語ることで、ムングァンは計画通り解雇されることになります。
そして予定通り、チュンスクが家政婦として紹介され、遂にキム一家全員がパク家に雇われることに成功します。
ダソンの誕生日に、パク家は全員でキャンプに出掛けることになります。
留守を任されたチュンスクは、当然のように父親や娘、息子を呼び、キム一家はパク家の豪華な邸宅で優雅な生活を楽しみ始めます。
するとそこに、解雇だれたムングァンがやって来ます。
地下室に忘れ物をしたので取りに行かせて欲しいと言われ、チュンスクは渋々了解します。
そしてムングァンと一緒に地下室に降りたチュンスクは、この家に隠されていた「恐るべき秘密」を知ることになるのでした・・・!
『パラサイト 半地下の家族』の口コミ評判
それでは、『パラサイト 半地下の家族』のネットでの口コミ評判をご紹介します。
やはり高い評価を得た作品だけあって、口コミにも好評価が並んでいます。
また、社会格差をテーマにした作品であることから、大ヒットした洋画の「ジョーカー」や、こちらもカンヌで受賞した邦画の「万引き家族」と比べる方も多いようですね。
カンヌ&アカデミーダブル受賞!という触れ込みだっただけに、「期待外れだった」という意見もありますが、いずれにせよ「無視できない作品」であることは間違いないと思います!

まとめ
今回は、カンヌ映画祭とアカデミー賞のダブル受賞を果たした話題作『パラサイト 半地下の家族』について、キャスト相関図とあらすじ、そして口コミ評判もご紹介いたしました。
まだ未見の方は、ぜひ一度その衝撃を味わってみて下さい!と言いたくなる、見逃し厳禁な傑作ではないでしょうか?

