2021年2月より、NHKのEテレで放送されたドラマ『ハルカの光』。
「教育テレビ」であるEテレで放送されるドラマとあって、どんな内容なのかと思っていたら、意外にも「良質の、いいドラマ」だった!ということで、大きな話題になっています。
今回は、ドラマ『ハルカの光』の原作や、キャスト・監督などの情報をご紹介したいと思います。
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『ハルカの光』の原作は?
『ハルカの光』は、2016年にTBSで放送されたドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』で第35回向田邦子賞を受賞した、矢島弘一さんが脚本を手掛けています。

初めて手掛けたテレビドラマの脚本だった『毒島ゆり子~』で高い評価を受けた矢島さんは、その後も『女子高生の無駄づかい』(2020年、テレビ朝日)や『おもひでぽろぽろ』(2021年、NHKプレミアム)などの話題作で脚本を担当することになります。
そして『ハルカの光』は、矢島さんが東日本大震災の被害を風化させまいとして書き上げた、「オリジナル脚本」なのです!
なので、『ハルカの光』に「原作」は存在しない、ということになります。
オリジナル脚本で、名作照明という普段あまり取り上げられないテーマを元に良質な作品を作り上げた矢島さんの才能は、さすがと言えますね!
『ハルカの光』キャスト紹介
『ハルカの光』の主要キャストは、以下の3人になります。
黒島裕菜/ヒロイン・幸本ハルカ役

本作のヒロインとなる、「名作照明」の虜になった「照明オタク」の女性を演じるのは、黒島裕菜さん。
沖縄出身の黒島さんは、中学3年生の時にオーディションに合格してから、主にCMなどで活躍し、のちにNHKの連続ドラマや大河ドラマにも出演するようになります。
2022年には、沖縄を舞台としたNHKの「朝ドラ」・「ちむどんどん」のヒロインを務めることが発表され、これからますます注目度が上がっていくと思われます!
古館寛治/ハルカの働く照明器具店の店主・西谷慎一役

『リーガルハイ』や『逃げるは恥だが役に立つ』など、数々のドラマや映画に出演してきた古館さんは、ヒロイン・ハルカが上京して働くことになる「名作照明の専門店」の店主を演じています。
「照明なんてなんでもいい、なんて客はお断り!」という、はっきりとした意思表示をするヒロインと対照的な、穏やかな人柄の店主。まさに古館さんにピッタリの役どころだったと言えるでしょう。
山下容莉枝/ハルカの母親役

2時間ドラマなどで活躍する山下さんは、ハルカの母親役として、ドラマの重要な役どころを担っています。
特に第五話の「最終話」では物語のキーマンとなり、感動を呼ぶシーンを作り上げています。
また、『ハルカの光』は主要キャストの他に、各話ごとにゲストが登場する、基本的に一話完結の物語になっています。
照明店に勤めるハルカを通じて、ゲストが照明に関わっていくストーリーが進んでいくことになります。
- 第一話ゲスト・イッセー尾形(寿司屋の大将役)
- 第二話ゲスト・塩見昭三(大学教授役)
- 第三話ゲスト・駿河太郎(プロボクサー役)
- 第四話ゲスト・緒川たまき(謎めいた客役)
- 第五話ゲスト・甲本雅裕(ハルカの父親役)
ネットでの評判を見ると、第四話の「謎めいた客」・緒川たまきさんがゲスト出演するエピソードが、特に評判がいいようですね!
その他のエピソードも、「照明との出会い」によって人生を見つめなおすことになる役どころを、それぞれ個性的な役者さんたちが演じていることがわかりますね!
『ハルカの光』の監督は?
『ハルカの光』は全5話で、第一話・第二話・第五話の演出を松原弘志さん、第三話・第四話の演出を長澤佳也さんが、それぞれ務めています。
松原さんと長澤さんはドラマのプロデューサーも務めている「兼任」になりますが、長澤さんはプロデューサーに徹することが多いので、本作はそれだけ「思い入れが大きい作品」ということかもしれませんね!
また、2017年に「東京喰種 トーキョーグール」で長編監督デビューを果たした萩原健太郎さんが、「照明監修」という役どころで本作に携わっています。
照明がテーマのドラマだけに、萩原さんが果たした役割も大きかったのではないかと思います!

まとめ
今回は、2021年にNHKのEテレで放送されたドラマ『ハルカの光』について、ドラマの原作や、キャストと監督の情報などをまとめてみました。
Eテレで放送された、照明をテーマにした「珍しいドラマ」であり、高評価を受けている作品だけに、機会があればぜひ一度ご覧になってみてください!
