韓国で2020年に製作され、日本でも放送された韓流ドラマ『夜食男女』。
人気俳優のチョン・イルが主演を務め、元KARAの知英がヒロイン役という豪華な配役が話題になりました。
今回は韓流ドラマ『夜食男女』について、韓国での視聴率と、ヒロイン役・知英さんの演技力の感想や評価をご紹介したいと思います!

『夜食男女』はどんなドラマ?

『夜食男女』は韓国のケーブルテレビJTBCで、2020年の5月から全12話で放送されました。
日本でも同じく2020年の秋から、韓国専門チャンネル・KNTVで放送されています。
大ヒットしたドラマ「太陽を抱く月」で悲劇的な役柄を演じるなど、主に時代劇ドラマで活躍し「時代劇男神」と呼ばれるほどの人気俳優であるチョン・イルが、ご本人も得意だという料理の腕前を生かした役柄で主演のジンソン役を務めています。
ヒロインのアジン役を演じるのは、ダンスのセクシーさが反響を呼んだアイドルグループ「KARA」の元メンバーで、KARA脱退後は主に日本で女優として活動していた、知英(ジエン)。
この人気者の2人を軸に、食べた人の心を癒す料理をテーマにした新番組が始まるという設定のドラマで、チョン・イルは番組のメインとなる料理人を、知英が番組を立ち上げたテレビ局の新人プロデューサーを演じています。
日本でも「孤独のグルメ」が大人気になりましたが、人気俳優が出演する「グルメドラマ」とあって、放送前から話題を集めていました。
更に、番組に出演するために主役のシェフが「ゲイのフリをする」というヒネった設定が、他のドラマにはないアクセントを加えていると言えるでしょう。
『夜食男女』の視聴率は?

放送前から話題を集めていた『夜食男女』でしたが、韓国での視聴率はどうだったのでしょうか?
これが意外にも、第一回の放送から1%台と低迷してしまいます。
その後も回復することなく第三回以降は1%を切るようになり、最終的な平均視聴率はなんと「0%台」になってしまいました。
「人気俳優を起用した、心を癒すグルメドラマ」という設定だけでも視聴者の興味を引きそうな気がしますが、実際にはそう上手くはいかなかったようです。
この「低視聴率」の原因としては、「ゲイをドラマのテーマに盛り込んだ」ことが挙げられています。
決してゲイを差別的に扱うことなく、番組スタッフも出演者もごく自然な演出を心掛けていましたが、こういった題材に拒否反応を示す視聴者も多かったものと思われます。
LGBTやトランジェンダーの問題など、ポリティカル・コネクトの運動は世界的な広がりを見せているものの、テレビドラマの中で扱うにはまだ早すぎたということでしょうか・・・?
元KARA、知英の演技力は?

視聴率という「結果」は残せなかったものの、主演のチョン・イルは料理シーンを全て自分でこなし、自慢の料理の腕前を証明する形となって、好評価を得ています。
ヒロイン役の知英も、KARA脱退後は主に日本で女優として活動しており、「韓国復帰作」となる本作に気合が入っていたものと思われます!
知英の演じる役どころは、テレビ局の新人プロデューサーなのですが、契約社員という立場上、どうしても「正社員」や上司から差別的な扱いを受けてしまいます。
そこで起死回生の企画として打ち出したのが、「ゲイのシェフが、悩みを解決する癒しの料理を提供する」という番組でした。
しかしこの企画も、番組立ち上げまでに様々な困難に直面し、やっと番組がスタートすると思った矢先に、プロデューサーを降ろされてしまうという、一難去ってまた一難という展開・・・。
そんな「悲劇的なシーン」に加えて、ゲイのフリをして番組でシェフを務めるチョン・イルとの、こちらもなかなか上手くいきそうにない「恋の進展」に、ヤキモキさせられてしまいます。
実際に、このドラマで初めて知英の「演技」を見たという方にも好評価を得ており、元アイドルという美貌と相まって、「低視聴率ではあったが、主演の2人は決して悪くない!」という評価が定着しているようです。
視聴率こそ「残念な結果」になってしまいましたが、「女優・知英」としての活躍は、今後も期待して良さそうです!
まとめ
今回は、韓流ドラマ『夜食男女』について、韓国での視聴率と、ヒロインを務め知英さんの評価などをご紹介しました。
日本ですでにご覧になった方の中でも、低視聴率のウワサを聞いて「敬遠」していたものの、実際見たら「悪くなかった」という評判が多く見受けられますし、韓流好きな方には「視聴してみて損はない」ドラマではないでしょうか?

