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子どもの身長を伸ばすための食事とは?どんな栄養が必要?【前編】

こんにちは。てるです。

身長は遺伝だから、と諦めていませんか?

毎日適切な食事をして、しっかりと睡眠をとり運動をすることで身長は伸ばすことができます!

じゃあ一体何を食べたら身長は伸びるの?と、子どもの身長を伸ばしてあげたいと思っている親や、身長を伸ばしたいと思っている子のために、今回は身長を伸ばすための食事、栄養について書いていきますね。

身長はどうやったら伸びるの?

身長を伸ばす要素3つ

身長を伸ばすには、①食事、②睡眠、③運動が大切です。

まず第一に体をつくる日々の食事で必要な栄養をバランスよくとることが大切。これは子どもが成長するための大前提です。

次に睡眠!身長を伸ばす成長ホルモンは眠っている間に分泌されます。睡眠時間の長さ、どの時間帯に睡眠をとるかが重要です。

そして運動!運動も成長ホルモンの分泌を促します。また、食事をとるための食欲や成長ホルモンの分泌を促す深くて質の良い睡眠も運動によって得られます。

食事、睡眠、運動でなぜ身長が伸びるの?

成長ホルモンは、主に眠っている間に脳下垂体から分泌されます。分泌された成長ホルモンが肝臓に働きかけ、ソマトメジンCというものを作ります。そのソマトメジンCが骨端線に働きかけ、軟骨細胞が層のように重なって骨が伸びていきます。

ただ、このときに成長ホルモンがたくさん分泌されたとしても、骨の材料となる栄養が十分にとれていないと骨が伸びることができません。そのため食事によってバランスよく栄養を取ることが重要です。

また適度な運動は、成長ホルモンを分泌したり、食欲を増したり、深い睡眠へつながる役割をもち、丈夫な骨をつくるためには欠かせません。

※ソマトメジンCとは・・・骨の成長にかかわるソマトメジンCとは、アミノ酸の一種です。脳下垂体で分泌された成長ホルモンが血液の中を流れて肝臓へ運ばれます。そして成長ホルモンが肝臓に働きかけることでソマトメジンCが作られ、血液によって全身の骨の骨端線まで運ばれます。骨端線まで運ばれたソマトメジンCが骨の成長を促し、背が伸びる役割を果たします。

※骨端線・・・骨端線は骨の先端にある軟骨で、子どもの骨にだけ存在します。骨端線は、個人差はあるものの男子で17歳前後、女子で15歳前後に閉鎖し、硬い骨になります。骨端線が軟骨から硬い骨になると骨の成長がとまり、身長もとまります。そのため骨端線があるうちに、いかに良質な食事(栄養)、睡眠、運動ができるかが重要です。

身長を伸ばす食事とは?

バランスのよい食事が身長を伸ばす

身長を伸ばしたいなら、背が伸びる時期に良質な食事(栄養)、睡眠、運動が大切です。「〇〇を食べたら背が伸びる」というものではないので、骨の成長のためにバランスよい食事をする必要があります。

そのため、できるだけ早い時期から規則正しく栄養バランスのとれた食事をする習慣を身につけることが、身長を伸ばす最大の方法といえます。

身長は遺伝の要素が大きいとよく言われていますが、遺伝だけでは決まりません。

成長期の子どもの身体は、日常の活動のためのエネルギーと、体をつくる(背を伸ばしたり、筋肉をつけたりする)ための栄養が必要です。

ちなみに、日本では2005年6月10日に「食育基本法」が成立しました。これは、食育に関する法律で、食育を「生きる上での基本」として「健全な食生活を実践することができる人間を育てること」が目的とされています。規則正しくバランスのとれた食事をとる習慣を身につけることが国家レベルの課題となっているのです。

身長を伸ばす食事のポイント4つ

1、6大栄養素をバランスよくとる

6大栄養素とは、炭水化物、たんぱく質、ミネラル、脂質、ビタミン、食物繊維のことです。

身体をつくりエネルギーとなる糖質をもつ炭水化物、たんぱく質、脂質、身体の調子を整えるミネラル、ビタミン、食物繊維をバランスよくとることが大切です。

2、身体をつくるためには高たんぱく低脂肪

成長期に、骨をつくり成長ホルモン分泌に影響のあるたんぱく質を十分にとることが大切です。たんぱく質は、魚・肉・卵・大豆製品からとることができます。これらを食べるときには脂肪の量に注意が必要です。脂肪が多いと肥満の原因になり、肥満は身長が伸びる期間を短くしてしまうといわれているからです。

3、楽しく食べて消化吸収をたすける

消化吸収を高め、成長ホルモンの分泌を助けるには、楽しくリラックスして食べることも重要です。食事中にストレスを感じるとコルチゾールというホルモンが増えてしまい、太りやすく身長が伸びにくくなってしまうということがわかっています。食事の彩を工夫したり、家族そろって食事をすることは、子どもの背を伸ばすためにも大切です。

4、未発達な消化機能を考慮する

成長期の子どもの消化機能は、大人と違って未発達です。バランスのよい食事を続けることで大人と同じような消化機能を身につけることができます。たとえば、硬い食べ物をしっかりかんで飲み込んだり、適切な食事量を完食できるようになることが子どもの消化機能発達には大切です。

まとめ

いかがでしたか?

今回は「子どもの身長を伸ばすための食事とは?どんな栄養が必要?【前編】」で、背を伸ばすために大切なことについて書いてきました。

背が伸びる時期に、しっかりとバランスのとれた食事をすることはもちろんですが、睡眠、運動をすることも背を伸ばすためには大切ですね。

次回「子どもの身長を伸ばすための食事とは?どんな栄養が必要?【後編】」では、背を伸ばすための具体的な栄養素や、毎日の献立の作り方について書いていきます。