「鬼才」蜷川実花が監督を務め、主人公の文豪・太宰治に小栗旬、太宰の人生に大きく関わった女性たちに宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみという豪華キャストが話題を呼んだ、映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」
この映画ではそれぞれの女優との熱烈なラブシーンがあり、「R15指定(15歳以下の映画館入場、観賞禁止)」という制限がされました。
今回は、R指定を受けることになった「熱烈なラブシーン」や、話題になった劇中のセリフ、映画の感想や評価などについて、ご紹介したいと思います。

Contents
人間失格(映画)|小栗旬&沢尻エリカのシーン
太宰の愛人であり、小説「斜陽」の元になる日記を書いた「静子」を演じる沢尻エリカさんとのシーンは、公開前から話題になっていた「見どころ」のひとつでした。
裕福な家庭に育った静子の豪華な邸宅内で、太宰役の小栗旬さんとのラブシーンがあります。
テーブルの上や風呂場など、「寝室」ではない場所でのシーンが、「互いに激しく求め合う2人」という状況を表しているのではないかと思います。
ちなみに公開時の舞台挨拶では、沢尻さんが「(ラブシーンの時に)小栗さんが意外に積極的ではなかったので、『もっと来いよ!』と思っていた」と語り、これも話題になりました。

人間失格(映画)|小栗旬&二階堂ふみのシーン
戦争で夫を亡くした未亡人でありながら、太宰からの熱烈なアプローチを受け入れてしまう「富栄」を演じた二階堂ふみさんとのシーンが、劇中で最も「激しく、露出度の高い」ラブシーンになっています。
女優さんが「フルヌード」と言える露出をしているラブシーンは、二階堂さんのシーンだけだと言えます。
富栄は、太宰が最終的に「心中をする相手」でもあり、美しくも儚く、刹那的なムードも感じさせるシーンです。

間失格(映画)|小栗旬&宮沢りえのシーン
太宰の妻である美知子を演じる宮沢りえさんとのシーンは、2人の自宅でのラブシーンです。
他の2人とは違い「妻」という立ち場であることから、「激しく求め合う」というシーンではありませんが、人間的に弱い部分のある太宰を受け入れ包み込むような、豊かな包容力を感じるシーンになっています。

人間失格(映画)|話題のセリフは?
映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」の中から、話題になった印象的なセリフをご紹介します。
「人間は、恋と革命のために生まれてきたのだ」
太宰の小説「斜陽」の中にも出てくるセリフですが、元は愛人の静子が書いた日記から取られた言葉でした。
そんな静子の才能に、太宰が惚れ込んでしまったのがわかるセリフです。
「大丈夫・・・君は、僕が好きだよ」
未亡人で、まだ夫への思いを断ち切れずにいた富栄に対する、太宰の「口説き文句」です。
「僕は君が好き」ではなく、「君は、僕が好き」というのがポイントですね!
人間失格(映画)|感想・評価
映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」は、ネット上などでおおむね好意的な評価を受けています。
やはり、主演の小栗さん、そして女優陣の演技に関しては絶賛されている方が多いですね!
しかしその反面、「R15」という「前フリ」があったことで、「そちら目的」で観賞されたと思われる方々からは、ラブシーンが「予想より過激ではなかった」という声も見受けられました。
これは、沢尻さんも二階堂さんも、以前出演された映画ですでにヌードを披露している(沢尻さんは本作と同じ蜷川監督の「ヘルター・スケルター」で、二階堂さんは2018年公開の「リバーズ・エッジ」で)こともあったようですね。
ただやはり、普段そういった映画をあまり見ない若い女性層などには、かなりの「刺激」でもあったようです。
まとめると、「過度な期待」をしなければ、日本映画としてはかなり「刺激的な濡れ場」が、有名な女優さんたちの演技で見られる作品!という事が出来そうですね。

まとめ
今回は、R指定を受けることになった「熱烈なラブシーン」などで話題になった映画「人間失格 太宰と3人の女たち」について、各女優さんのラブシーンや劇中のセリフ、映画の感想や評価などについて、ご紹介しました。
沢尻さんの逮捕などもあり、別な意味での話題にもなってしまった作品ですが、豪華俳優陣の演技を、存分に堪能出来る映画だと言えるのではないかと思います!
