こんにちは。てるです。
今回は見て触れて体験できる「多治見モザイクタイルミュージアム」について書いていきます。モザイクタイルミュージアムのある多治見市はやきものの街。その中でも笠原町は「モザイクタイル」が地場産業で生産量は全国一です。

Contents
多治見モザイクタイルミュージアムとは?
多治見モザイクタイルミュージアムは2016年6月にオープンしました。4階建ての不思議な形をした建物を設計したのは、世界的にも評価の高い建築家の藤森照信氏です。この形は、タイルの原料を掘り出す採土場をイメージています。
多治見モザイクタイルミュージアムの基本情報
場所、アクセス
【所在地】岐阜県多治見市笠原町2082-5
【アクセス】
・公共交通機関の場合
多治見駅南口を出て、「多治見駅前」2番バスのりばから東鉄バス笠原線『東草口行き』『曽木中切行き』または『モザイクタイルミュージアム行き』に乗車、「モザイクタイルミュージアム」下車。(駅からの所要時間:約17分)
・車の場合
多治見ICから約25分。 土岐南多治見ICから約15分
駐車場
笠原中央公民館との合同駐車場です(120台)
■入館料(3~4階の展示を見る場合)
大人300円、高校生以下は無料
ワークショップ料金500円
■開館時間、休館日
9時~17時(最終入館16時30分)
月(祝日の場合は翌平日)
■ベビーインフォ
ベビーカー | 〇 | ベビーカーは持ち込み可。レンタルなし。 |
---|---|---|
子ども用トイレ | 〇 | あり。 |
おむつ替えスペース | 〇 | あり。 |
授乳スペース | 〇 | 授乳スペースあり。給湯設備あり。 |
多治見モザイクタイルミュージアムってどんなところ?
多治見モザイクタイルミュージアムは4階建てで、3~4階の展示場をみる場合は入口正面にある受付で入館料を払います。1階は受付とミュージアムショップ、体験工房があります。受付で入館料を払ったら、まずはエレベーターか階段で4階へ。
4階展示フロアには、1995年ころから笠原町の有志が全国各地のタイル張り製品や建物の一部などを収集し、保存してきたものの中から藤森照信氏が選定したモザイクタイルが常設展示されています。展示されているものは、シート状に加工した状態で長年倉庫に眠っていたモザイク画や廃業してしまった銭湯のタイル絵、使われなくなったかまど様々なモザイクタイルが展示されています。



3階展示フロアは、タイルの歴史を学ぶことができます。当時使われていた製造機械や、「貼り板」と呼ばれる木の枠に様々な模様でタイルがはめられて展示されています。
「貼り板」の中にタイルを入れて木の枠を振ると自然とタイルがはまるそうです。



2階展示フロアは無料で入ることができます。
多治見市笠原町のタイルメーカーが作成したタイルがたくさん展示されています。また、リフォームや新築の際にタイルを使ってみたい方は無料相談もできます。さらに実物を間近で見たり、実際に触れて確かめることができるので納得のいく施工ができそうですね。今は湿度を調整したり、消臭効果のある調湿タイルもあるそうです。
そして1階へ。1階ではワンコイン(500円)で。子どもから大人まで楽しめるタイル貼りワークショップの体験ができます。フォトフレーム、タオルハンガー、マスキングテープホルダー等にタイル貼りをして当日持ち帰ることができます。小学校の図工室のような雰囲気のスペースの壁側に様々な約60種類のタイルが置いてあるので、好きなタイルを選び作業机にもってきて作業します。あまったタイルは最後に元も場所に戻してくださいね。
せっかくなので、うちの2歳の子どもも体験してきました!ワークショップスペースの入口でタイル貼りをしたい物(フォトフレーム、タオルハンガー、マスキングテープホルダー等の中から1つ)を選び、作業スペースへ案内してもらいます。そのあとタイルを選びに行くのですが、うちの子は色とりどりのタイルに目をキラキラ輝かせていました。たぶん作業時間よりタイル選びの時間の方が長かったと思います。たくさんのタイルを机まで持ってきていたのですが、実際にタオルハンガーに貼りつけたのは8つ。「木に赤い実と黄色い実がなってるところー!」だそうです。笑

タイルにボンドをつけて貼っていくだけなので小さな子どもでも楽しむことができました。周りでは子どもからご年配の方まで、本当に幅広い年代の方々がとても楽しそうに体験していました。
1階のミュージアムショップでは、マグカップやインテリア、アクセサリーなどグッズの販売やタイルの詰め放題(540円)があります。
■まとめ
いかがでしたか?
今回は、多治見モザイクタイルミュージアムの紹介でした。
正直行く前はタイル?子どもはつまらないんじゃない?と思っていました。
ごめんなさい。。。
行ってみたら大人の私も2歳の子どもも、色とりどりのタイルに魅了され飽きることなく楽しむことができました。
このような博物館は、感性や想像力・創造力をはぐくむにはもってこいですね。また地域の産業や歴史を学ぶこともできるので、小学生の自由研究や夏休みの工作の宿題にも良いかもしれません。
焼物の街、多治見には他にも「こども陶器博物館 KIDSLAND」、「美濃焼ミュージアム」、「岐阜県現代陶芸美術館」もあるようなので、ぜひ行ってみたいと思います。